たまたま腰痛?
Googleの症例:62をもとにもう少し踏み込んだお話をしています…
症例の最後には、”数ある要因の1つとして『たまたま腰痛』だったのかもしれません!”
ふざけた締めくくりをしていますが…
『たまたま=純粋な偶然』という意味ではありません!
複数の要因が積み重なった結果として、そのタイミングで『腰痛』が出力された…
『過去に脅威と結びついた部位』や『すでに過敏になっている部位』からの信号が
優先的に強く処理される傾向にあります。
すでに『ここは危ないかも』と学習してしまっている場所からの信号を、強く受け取ってしまう!
というイメージに近いです。
たとえば、過去に交通事故で『首のむち打ち』をしたことがあると、
脳の中で「首=危険信号」という結びつきが強く残ってしまいます…
しかし…
正確には、その部位の『繰り返される機械的なストレス(日常的に使っている部位)』や『過去の経験・予測』『神経過敏の状態』などが重なって痛みとして表現されます。
症例では『バケツ理論』として例えています。
バケツの水が満杯の状態で、
脳は『すでに脅威レベルが高い状態で腰から信号が来た』と判断し腰に痛みを出します。
過去にギックリ腰を経験された方ならなおさら、腰に脅威を感じているはずです!
あの時、あそこで『〇〇したからだ…きっと、そうに違いない!』と思い返し痛くなる原因を
探し出し、頭の中で『無理しちゃったからだ…』後悔と不安が…
慢性痛がある脳では警戒レベルが下がりにくい状態が続いているため、カラダはさらに緊張しやすくなります。
ただ、あの時、あそこで『〇〇したからだ…』『きっと、そうに違いない!』と思い返しても、
『疲労だから、しょうがないね!』『1週間もすれば良くなるさ!』こんな思考が持てる方は、痛みも出にくいのではないでしょうか…
もう少し例え話をすると、
バケツの水が一時的に水位が上がっても、睡眠・栄養が取れて、ストレスが軽減され、カラダを動かす機会を作れば、バケツの水は自然と減っていきます。
痛みも『もう大丈夫だ』という安心感とともに収まっていくのが普通の流れです。
まとめると、『腰からの信号を、脳がどれくらい脅威として受け取るか』 が大きなポイントになります。
『日常的に仕事や家事で腰に負担がかかっていることを自覚している…』
『休みにくい職場に勤めている』
『仕事を休むことに罪悪感を感じている』
『金銭的な問題で仕事を休めない』など
腰の痛み以前に上記のような問題を抱えている方ほど痛みに敏感に反応してしまいます。
症例の最後に『たまたま腰痛だったのかもしれません』と書いたのは、単一の犯人(筋肉が固い、骨盤が歪んでいる、姿勢が悪いなど)を探し続け、痛みの原因に悩み、自分を追い詰めるのをやめてほしい、というメッセージでもあります。