在宅訪問事務所

2022.08.25 在宅訪問事務所

暑さの中での水分補給について最近よく聞かれるのがペットボトル症候群です。

ご存じでしょうか。

1992年に聖マリアンナ医科大学の研究グループが報告した割と新しめの病気で、急性の糖尿病です。

これは甘い飲み物や食べ物を多量に摂取することで血中のブドウ糖やケトン体が増加し、

更なる喉の渇き、倦怠感、腹痛、吐き気などの症状がれるというものです。

甚だしい場合には意識を失うこともあります。

肥満や生活習慣病を伴っている場合には膵炎や腸の潰瘍、高脂血症などの合症を発症することもあります。

私たちが訪問する高齢者の方々からは甘いものが好きという話をよく伺うのですが、

甘い液体（清涼飲料水に限らず果物や野菜のジュースでも）は一気に血中糖度が上がるので実は水分補給には向いていません。

スポーツドリンクも熱中症対策としてよく勧められますが、これも飲みすぎると上記のような深刻な症状を惹き起こします。

普段から糖分控えめの飲料を摂ることが肝要です。