膝の症例報告
お知らせらくだ接骨院
今年最後のブログとなりました!
今回はGoogleのらくだ接骨院のページで症例報告をさせていただきましたので、こちらのブログでも若干修正を加えながらご紹介していきます。
患者様:70代 女性
主訴: 歩行時の左膝の痛み(1年以上)
既往歴: 整形外科にて膝関節症と診断され、定期的にヒアルロン酸注射を受けている。
検査内容
歩行観察
- 左膝(痛みのある側)に体重が乗ると、上半身が右側へ傾くような歩行となる
- 骨盤が左側に移動している。
- 左膝のO脚が顕著。
- 片足立ち時の左膝の動揺が大きい。
→左脚に体重が乗った時に左膝が横へ『く』の字に折れ曲がる。 - 右膝(痛みの無い側)との比較
- 右膝では、体重が乗っても上半身の傾きや骨盤の移動は見られない。
- O脚も左膝ほど顕著ではない。
【画像説明】
- 左写真: 左膝に体重が乗った状態。上半身が右に傾き、骨盤が左に移動している様子がわかります。
→左股関節に体重が乗せられず、臀筋の機能 低下を起こしています。
- 右写真: 右膝に体重が乗った状態。上半身の傾きや骨盤の移動は見られません。
→右股関節には上半身の重みがしっかりとのることが出来上半身のブレも少ない。
施術内容
- 左膝の体重負荷時の上半身の傾きの矯正: 体重が左膝に乗った際に、上半身が右側へ傾かないよう、体幹の安定性を高める施術を行います
- 左太ももの内側の筋肉(内転筋)の機能改善: 内転筋の働きを高めることで、膝の安定性を向上させ、痛みを軽減します。
単に内転筋を局所的に鍛えるのではなく歩行時にしっかりと内転筋が機能するための体の使い方を学びます!
- ホームケア指導: 施術効果をより高めるための、自宅でできる簡単な運動指導をおこないます。
らくだ接骨院の大切にしている考え方としてお伝えしていることは、一時的に楽になりたいのならマッサージも大切になります。
しかし、根本的な治療に入る前に自分のからだの構造、仕組みを知り、自分のからだの動きを観察し、自分でおこなっている動作の中で余分な筋肉の緊張がどこにあるかを知る!
これは、自分のからだと向き合い、痛みと向き合うということです。
この部分が抜け落ちてしまうと、改善の妨げとなり痛みからの解放がより難しくなってしまうと、らくだ接骨院は考えています。
(あとがき)
最後までお読みいただきありがとうございました!
皆様のお体は、あなただけの『取扱い説明書』をお持ちです。
『不調・痛み』でお悩みであればご自身の『取扱い説明書』を読み返してみましよう!
そして、その『取扱い説明書』を読み解き『不調・痛み』の原因を一緒に見つけ出してみませんか?