しゃがむと膝が痛い…実は“感覚のズレ”が原因だった!?
お知らせらくだ接骨院
今回もGoogleのらくだ接骨院のページで『しゃがむと膝が痛い…実は“感覚のズレ”が原因だった!?』
症例33をもとにこちらのブログでも若干修正を加えながらご紹介していきます。
今回は、『半年以上前から右膝が痛くて、深くしゃがめない…』という60代女性の症例をご紹介します。
そんな膝痛の裏側には、“感覚のズレ”が潜んでいることがあります。
今回はそんな症例報告となっています!
『主訴』
「深くしゃがむと右膝が痛く、正座も出来なくなってきた…」
「右膝をかばっているせいか左膝も最近では痛いこともある…」
『問診・検査』
らくだ:どんなときが1番つらいですか?
女性:深くしゃがむときですね。正座も出来なくなってきましたし、
草取りでしゃがむ動作が出来ないので困っています…
前にも足があがらずに転んだこともありました。
らくだ:つまずく事は良くあるんですか?
女性:手術で入院した事があって、それからあまり外に出なくなってしまったんです!
足が弱ってます…
らくだ:それでは、目を閉じて片足でどれだけバランスが取れているかチェックしますね!
〇〇さん、60代では5秒位は片足で立っていたいですね!
女性:あれ!結構難しいですね!こんなにバランスが悪いとは思っていなかったです!
らくだ:他にもチェックをしましたが、〇〇さんは自分の体をコントロールするバランス力や細かい力のコントロールが難しくなっています。
脳は体を上手に制御できず…探り探り体をコントロールしている感じです!
脳は体を守るために無意識に力が入ります!
脳が危険と思う動作には筋肉を硬くして関節の動きの制限をかけます!
セラピストが施術中に…筋肉が緊張してますね!とか関節が硬いですね!って言われる所です…
実は…脳は体を硬くするための理由があります…
脳はバランスを保つために体を硬くさせ安定させます。
ここでのバランスは骨格の左右差などは関係がなく転倒しないためのバランス戦略となります。
戦略とは、いかにして転倒しないように体の筋肉の緊張をつくり、動くための動作を行うことが中心となります。
今回の膝の症例では膝関節には問題がなく、しゃがみ込み動作に問題がありました。
半年以上しゃがむ動作で痛みがある膝に対して脳は計画的に痛みを出し続けます。
安全にしゃがみこめないと判断し先行的に痛みを出し危険を予測した結果となります。
先行的な痛み予測を無くさない限り痛みは出続けるでしょう!
対処的に脳が動きの制限をかけた所の筋肉を緩めても一時的な感覚刺激が入ることで『楽になる・痛みが取れた』感覚は出ますが一時的なものになります。
『誤った知識や思い込み』や『誤った説明を受ける事』で症状を長引かせてしまう可能性があります。
体がどのように制御され、私たちは生活しているか!
体の『ゆがみ』などの構造的な物にとらわれすぎると大切な原理・原則を見逃すことになります。