この時期必見!『ギックリ腰から慢性腰痛になるの!?』
お知らせらくだ接骨院
ギックリ腰がなかなか良くならない…
実は慢性腰痛予備軍の可能性があるかも!?と言うお話です。
らくだ接骨院のGoogleページの症例39もとに編集した内容をお伝えします!
ギックリ腰から2週間たっても痛みが続く理由
※来院された50代男性のケース
「2週間前にトイレから立ち上がろうとしたら“ギクッ”と腰に痛みが走って…」
「整形外科では“骨に異常なし”と言われたんですが、朝がつらくて洗顔もできないんです…」
男性はデスクワーク中心の仕事
以前から“腰の重だるさ”はあったものの、本格的な痛みは今回が初めてで受傷後2週間たっても痛みが取れず、不安を抱え来院されました…
らくだ:ギックリ腰は重い物を持ち上げたときだけでなく軽い動作でも起こることがあります!
中略
男性:なるほど… でも2週間も痛みが続いていると心配にはなります…
らくだ:○○さんの場合は初期の痛みと現在の痛みは『痛みの質』が変わっています!
ここがとても重要なポイントとなります…
通常ですと炎症のピークは3~5日程と予想できます
そもそもギックリ腰(急性腰痛)で腰部の炎症があるのか!議論があるところですが近年では
炎症反応があることが解ってきました!しかし、炎症が強いから痛みが強いかという訳ではありません!
あくまでも、痛みは脳からのアウトプットだということが原則となっています
ギックリ腰から3~5日が経ち炎症が治まっても慢性腰痛にさせないためにはここからが勝負になります…
なぜかと言うと…
多裂筋の萎縮・脂肪変性・線維化(組織が硬くなる)がおこり組織変化が起こるということです。
男性:筋肉が脂肪になるってことですか?
らくだ:そうです!霜降り肉です!それだけなら良いんですど…骨を支えにくくなります…
痛みが引いても多裂筋の組織は自然回復がしにくいです・・・
3カ月以上は元に戻らないと思っていただいても良いかと…
なので〇〇さんは運動によるリハビリが必須になってきます!
主な会話内容となります
今回はギックリ腰の痛みが長引く背景には『脳の防御反応』も深く関わっています
痛みに対する不安・恐怖が『また痛くなるかも…』『明日は会社を休めない…』などの予測が脳内で痛みを増幅させます。
なので、ギックリ腰の初期の痛みと現在の痛みは『痛みの質』が変わっていることに注目する必要があります
炎症が治まれば痛みと止めや湿布・鎮痛薬の効き目はなくなります
※プラセボ効果が期待でくる場合もあります(暗示・期待効果)
そして、痛みを感じるメカニズムが異なれば、ギックリ腰の初期段階(およそ発症から3~5日)でおこなう対処方法をおこなっても2週間以上の痛みが続くようであれば治療内容を見直す必要がありますし、初期段階から痛みと止めが効かないケースでは『痛みの認知』自体に問題がある場合があります
※痛みの認知:脳に対する痛みの入力から出力の問題
ギックリ腰の考え方は『筋肉(多裂筋)のケガ』であり、“脳の防御反応”でもあります。
施術することにより『脳が痛みに対する予測(不安)が下回れば痛みが軽くなった!』と感じ、
逆に『脳が痛みに対する予測(不安)が上回れば痛みが強くなった!もしくは変化がない!』と感じます
脳の先行予測(ここでは不安)を裏切るためにも安静にしすぎず、正しい知識と※段階的な運動で、脳と筋肉を再教育していきましょう!
※段階的な運動:筋トレによる筋線維の単純収縮的な運動ではありません!
なお、6カ月以上続く痛みの慢性化については受け身の施術ではなく『本人の意思に基づく能動的な運動療法』が効果的となります!
慢性痛に関しては ”あなたの筋肉・骨格”よりも先に『痛みに対するあなたの思考』を変える必要があるかもしれません!