症例54 『体を守ろうとする脳の戦略』が痛みを長引かせていた女性の話
お知らせらくだ接骨院
今回は、Googleの【らくだ接骨院店舗ページ】症例54をもとに、内容を少し整理してブログにまとめました。
運動をしてもなかなか良くならない方の参考になる症例となっていますので、気になる方は、
3分程お付き合いください…
結論からお伝えします。
3年以上前から慢性的な腰部・背部痛に悩まれていた女性の場合、痛みの背景には
『ご自身で無意識に痛みを作ってしまっていた』可能性がありました。
意外に思われるかもしれません。
しかし、実際にカラダの使い方と心理的な緊張を見ていくと、納得できる部分が多かったのです。
女性の背景として月に2回ほどヨガに通っていました。
少しキツイ動作をすると全身の疲労感が強くなり、腰痛もなかなか良くならない状態。
『このままヨガを続けてよいのか…』
『それともフィットネスに通って筋肉をつけた方がいいのか…』
運動も積極的にしているつもりなのに、なぜ腰痛が続くのか。
ご本人も疑問を感じておられました。
評価を進めていく中で、カラダの使い方に問題がある可能性が見えてきました。
ヨガのポーズで力みすぎたり、柔軟性を意識するあまり、カラダが防御反応を起こしていた可能性もあります。
また、周りの人と自分を比べて焦る気持ちが精神的な緊張を生み、筋肉を硬くしていたことも要因のひとつでした。
ありがちなのは、ヨガのポーズだけを真似ようとする意識が強すぎるケースです。
これがかえって筋肉の緊張を強めてしまいます。
もともとは、力んだカラダの使い方を長年続けていた影響もありました。
なぜ力むのか。
これが今回のテーマとなっています…
脳内では、カラダを使う戦略として『硬くして使う必要がある』と判断しているからです。
カラダ(脳)は腰を硬くして使いたがっているのに、ストレッチやマッサージで過度に緩めてしまうと、どうなるでしょうか。
カラダは『硬くして守る』戦略を取っているのに、無理に緩められることで、余計にカラダが硬くなってしまうという現象が起きやすくなります。
これが、マッサージや整体でカラダを緩めても数日後には、元の状態に戻る要因となります。
単なる『筋肉が硬いから緩める』『筋力が足りないから鍛える』という単純な話ではなく、脳が選んでいるカラダの使い方の戦略を整える必要があります。
実は無意識の動作の中にある『癖』を変えるには、『姿勢を気を付ける』とか『〇〇の動作をしないで…』という本人の意識的なコントロールには限界があります。
人間が意識的に処理できる情報量はごくわずかです。別の作業(仕事や会話)に集中した瞬間に、意識的な良い姿勢は崩れ、脳が慣れ親しんだ『いつもの防衛姿勢(悪い癖)に戻ってしまいます。
むしろ、意識しすぎることが逆に緊張を生んでしまう場合もあります。
本人の意識(根性や注意)に頼らず、脳が『もう守らなくて大丈夫だ』と安心し、自然と効率的な動き方を選ぶようにカラダに入ってくる感覚や動き方の情報を変えていく必要があります。
特定の運動や施術そのものが効くかどうかは、その刺激を『脳が安全だと解釈できるか』との相互作用で決まります。〇〇をやったから腰痛が良くなったという単純なものでもありません。
個々の脳の解釈(脳の解釈には個人差があります)が防衛から解放へと変わることで、カラダの動きや痛みは自然と変化していくのです。
運動を頑張っているのに痛みが引かない方は、筋力不足ではなく『カラダが守りに入っているサイン』かもしれません。
今回の症例から改めて感じたのは、『頑張って運動しているのに良くならない』という人の中には、頑張り方そのものが痛みを維持してしまっているケースがあるということです。
『何をしたか』よりも、『脳がそれをどう受け取ったか』の方が大切です。
予防のために『接骨院・整体院』に通い続けることを目的にしてしまうのは、本来の予防とは少し違うかもしれません。
本当に大切なのは、本人が自分のカラダの状態を内側から感じ取れる力を毎回の施術で育てていくことです。
健康産業では、どうしても『これを飲めば楽になる』『通えば良くなる』というた他動的な効果を求めがちです。
しかし、それでは一時的に楽になっても根本的な変化にはつながりにくいです。
自分のカラダを知るきっかけとして『接骨院・整体院』を活用していく方が長期的に考えて誠実だと考えています。
最終的には自分で調整できる方法や自分の変化に気づきが得られる状態を目指すことが、本当の意味での予防につながるのではないかと、らくだ接骨院は考えています。