情報(イメージの仕方)でからだの動きが変わる
らくだ接骨院
前回の内容は横隔膜と大腰筋のお話でした。
今回は前回の内容補足として「椅子から立ち上がる動作を脳がしっかり理解していない!!」
これについて考えていきたいと思います。
そんなことってあるの?って思われる方も多いと思います。
実際に痛みがあっても椅子から立てているのですから!
では、どうしたら痛みを感じずに椅子から立ち上がることができるのでしょうか?
脳から危険信号を出さずに、正しい情報を脳に送ってあげる必要があります。
特に股関節、膝関節、足関節など動かしている感覚を再認識させ、なんとなく動かしている感覚から関節がしっかり動いている感覚を感じながら動かしていく事が大切です。
何となく立ち上がっている感覚からしっかり立ち上がっている感覚への修正が必要となります。
関節からの情報が不足すると脳は不安になり正しい情報を関節に送り返す事ができなくなります。
また、この関節の情報の他に平衡感覚、五感(視覚、聴覚、味覚、嗅覚、触覚)も必要になってきます。
膝の痛みを軽減させるには、痛みを軽減する動作を学習させることが必要となります。
椅子から立ち上がる動作をおこなう前に、すでに脳から動作に必要な筋活動を先におこなっています。
わかりやすく言うと、すでに動作をおこなう前から脳は椅子から立つという動作を予測しているのです。
もし、この予測と実際の動作に誤差が生じた場合は、からだからのフィードバック(軌道修正)によって
椅子から立つことができますが、筋収縮のタイミングのズレが生じ、からだの何処かに痛みを引き起こすことが考えられます。
冒頭の「椅子から立ち上がる動作を脳がしっかり理解していない!!」ということになります。
また、からだのフィードバックが正しくおこなわれないと予測していなかった立ち上がり時に
転倒してしまった場合にうまく対処できなくなります。
椅子から立っても痛くない、または痛みが軽減する感覚を動作の中で実感してもらうことです。
1番大切なことは、セルフトレーニングが必要なことを患者さん自身が感じ実行できるマインド(心)に変化できたかということです。
らくだ接骨院では構造的な問題と神経機能障害の両方からアプローチしていきます。
その方の本来持っているからだの状態(癖)を把握し、日常生活で支障のないレベルまで引き上げる治療をおこなっています。
らくだ接骨院
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